礼拝メッセージ 2014年 7月 27日
説教題 「見張っておられる神」
聖 書 ホセア書 第14章4〜7節
(序論) 会堂の中に「嵐の中の舟」を描いた渡辺禎雄氏の版画がかかっています。ガリラヤ湖で嵐を静めたイエス様の奇跡の物語です。斜めに傾く舟、目を大きく見開いた弟子たちの表情は恐れと不安に満ち、絶望の中で死をも覚悟しているかのようです。穏やかな日常が突風によってすべてが無に帰す。これが私たちの現状です。しかし、ここに神の愛の働きかけの奇跡が起こるのです。この舟にキリストが乗っておられるのです。
聖 書 ホセア書 第14章4〜7節
(序論) 会堂の中に「嵐の中の舟」を描いた渡辺禎雄氏の版画がかかっています。ガリラヤ湖で嵐を静めたイエス様の奇跡の物語です。斜めに傾く舟、目を大きく見開いた弟子たちの表情は恐れと不安に満ち、絶望の中で死をも覚悟しているかのようです。穏やかな日常が突風によってすべてが無に帰す。これが私たちの現状です。しかし、ここに神の愛の働きかけの奇跡が起こるのです。この舟にキリストが乗っておられるのです。
(本論) ガリラヤ湖の弟子たちの経験は、私たちに「取り戻せる」希望を持たせ、祝福された将来を神が用意してくださっているとの信仰に導かれます。マルコによる福音書第6章には、弟子たちだけで舟に乗り、海の真ん中に出ている時、逆風のためこぎ悩んでいるのをご覧になって、イエス様は夜明けの4時頃海の上を歩いて彼らに近づき、「しっかりするのだ。わたしである。恐れることはない。」と言われ、舟に乗りこまれると、「風はやんだ」と書いてあります。彼らの信仰経験は、死の陰の谷を歩む時もわたしのそばにいてくださるメシアと会う経験となりました。
(結論) 常に私たちに目を注ぐ神が耳をそばだてて、深きふちからの私たちの叫びを祈りに変えて聞いてくださっています。そして、私たちの帰るべき場所に導いてくださいます。そこに、将来に関わる夢と希望が見えてきます。今朝のテキストはただキリストの言葉によってすべては変えられていくという真理を私たちに教えてくれています。ガリラヤ湖上に浮かぶ舟の奇跡の物語から、私の人生に働く神の恵みを見せていただきます。礼拝の初めに賛美した221番はペテロもトマスも立ち直りのチャンスをイエス様から頂いたその証の賛美です。