礼拝メッセージ 2019年 6月23日
説教題 「参加すべき競争」
聖 書 ヘブルへの手紙 第12章1~3節
2020年、東京オリンピックが1年1か月後にひかえて、先週入場券の申し込み結果が発表されました。 よく「参加することに意義がある」と言われ、人種、宗教を超えて世界中の若者が、メダル目指して競争します。 東京オリンピックは、平和国家を宣言している日本が開催するので、「世界平和のための祭典」とも言われています。
さて今日のみ言葉は、人生を「参加すべき競争」と言っています。私たちは、どういう姿勢でこれに参加すべきでしょうか。
第一に、一節に「私たちは多くの証人に囲まれている」と呼びかけています。 神様は、長いリレー競争をさせておられるということです。信仰の先輩たちは、それぞれの受けもち区間を走り終えて次の走者に、信仰のタスキを渡し、スタンドに登って走者に声援を送っているということです。 リレー競争ですからゴールインするのは最終走者だけです。前に走った人々にとっては、後に走る人々がしっかり走ってくれないと自分が頑張ったことが無駄になります。ですから精一杯の声援を送っているのだと言うわけです。 私たちの信仰は、私個人のものではなく、私たちがしっかり走らないと、先輩の労苦を無駄にしてしまうことなのだ、そのことを悟って、いっさいの重荷とからみつく罪を捨てて、忍耐をもって走り抜かねばならないのです。
第二に、しっかり「走り抜く秘訣」が記されています。 2~4節、信仰の創始者、完成者であるイエス様から目を離さないこと。 5~13節、困難があったら愛の訓練と思って耐え忍ぶ。 14~17節、教会の友との平和と自らのきよめに努めること。 26~29節、私たちは揺り動かされないみ国をうけているのだから、感謝し慎みと恐れをもって神様に仕えて行こう。 今日私たちは、文字通り最終走者です。先輩の声援を受けています。この秘訣で走り抜きましょう。