礼拝メッセージ 2018年 8月 19日
説教題 「絶望の時、希望のみことば」
聖 書 使徒行伝 第27章13〜26節
(序論) パウロたちが乗っていた船が、暴風に巻き込まれます。幾日も激しい暴風に翻弄され、助かる望みが絶たれようとしている状況で、パウロは、前日の夜に神様の御使いが現れ、自分をカイザルの前に立たせるために、同船している人々をみな、主が彼にお与えになった、と言われたことを伝え、彼らを励まします。
(本論) 1 ) 人間は無力な存在 穏やかな南風が吹いて来たので、百人隊長と船長は、自分たちが決定が正しかったと思いましたが、すぐにユーラクロンという暴風が吹き下ろして来て、危機的な状況になりました。しかも何日も続き、助かる望みすらなくなりました。 そこでパウロは、自分の勧めが正しかったことを伝え、神様の言葉の権威と霊的威厳を回復しました。 人生は、航海にたとえられます。
私達の人生の船も、暴風のような苦難に襲われることがあります。 クリスチャンは、暴風の中で絶望する人々を救いに導く使命が与えられています。
2 ) 失望に打ち勝つ秘訣 絶望に勝利するためには、望みのみ言葉のを堅く信じることです。神様は、パウロを通して、望みが消えた絶望の場所に、希望の言葉をかけられました。み使いを通して、パウロにローマ行きのビジョンを再確認させ、一緒に航海する人々の安全を、パウロに委ねられました。パウロは、全員が失望している時、希望のみ言葉によって慰め、励ましました。 誰も希望を見いだせない時も、パウロは、「私に告げられた通りになると、私は、神によって信じています」25節と言い、自分の確固たる信仰を伝えました。 暗い現実ではなく、主の約束に目を向けることが、真の信仰であり、信仰によって周りの人を励ますことができます。
(結論) パウロの言葉は、「元気を出しなさい」という言葉で始まり、「元気を出しなさい」という言葉で終わっています。嵐の中で元気を出すことができるのは、神様の救いの約束のゆえです。人生という航海の中で暴風や難破の危機に直面するとき、神様を仰ぎ御声を聞くなら、最悪の状況でも私たちに、希望が与えられます。