礼拝メッセージ 2017年 9月 24日
説教題 「多くの証人」
聖 書 ヘブル 12章1〜3節
(序論)へブル人への手紙は、ユダヤ人の中のクリスチャン宛に記された手紙で、パウロが書いたとも、パウロの影響を受けた弟子の一人が書いたとも言われていますが、はっきりしたことはわかりません。1節で、多くの証人が見守っているのだから、いっさいの重荷と、まとわりつく罪を捨てて、忍耐をもって走り続けよう、と呼びかけています。その競争を走りぬくために「信仰の創始者であるイエス・キリストに目を注げ」と勧めています。
(本論)私たちが信仰の馳せ場を走り抜くために必要なことが二つあります。
1)消極的には、「いっさいの重荷と、まとわりつく罪とを捨てる」ことです。罪は気づいた時にすぐ告白して主の血潮により洗い流していただきましょう。
2)積極的には、「信仰の創始者であり、完成者であるイエスを見つめる」ことです。私たちの信仰生活は、聖書の御言葉、イエス様のことを聞いた時から始まりました。そしてイエス様に合わせられて一体とされたときに完成されるのです。このイエス様をしっかり見つめること、イエス様と全く一つにされることを求めましょう。
イエス様を見つめて走ることは、素晴らしい祝福ですが、それは安らかで楽しいばかりの歩みではありません。時には、きびしく懲らしめられることがあります。しかしそれは、主が私たちに対して怒りや憎しみを持たれるからではありません。神様は私たちを、子として扱ってくださるからこそ懲らしめられるのです。
(結論)あなたの目は、何に注がれていますか。あなたの耳は何に向けられていますか。あなたの手足は何に向けられていますか。イエス様にのみ目を注ぎ、神様の栄光を考える聖い歩みをいたしましょう。