礼拝メッセージ 2018年 12月 23日
説教題 「御心にかなう人々」
聖 書 ルカによる福音書 第2章8〜14節
(序論)ヨセフとマリヤは住民登録をするために、ベツレヘムに行き彼らがそこにいる間にマリヤは月が満ちて初子を産み、飼い葉おけに寝かせます。この土地にいた羊飼いたちは、救い主がお生まれになったことをみ使いから聞きます。すると天の軍勢が現れ、神の栄光と地の平和について神を賛美します。
(本論)1.約束に真実な神様 今日の箇所は、当時の政治的状況を描いており、イエス様の誕生が歴史的事実であることを立証しています。 当時世界を支配していたのは皇帝アウグストでしたが、実質的な統治者は御子イエス様です。イエスがダビデの家系の永遠の王としてお生まれになったことは、約束の成就です。(ミカ5:2) 神様は、預言者ミカの預言を成就するため、当時よほどの事情がなければ居住地を離れなかったヨセフとマリヤを、住民登録のためにベツレヘムに行かせます。こうして、ナザレのイエス様がダビデの町ベツレヘムでお生まれになりました。
神様は、約束されたことを真実に実現されるお方です。
2.御心にかなう人々に平和の約束 救い主の誕生の意味を知らなければ、その祝福を受けることは出来ません。人々が寝入ってる夜、救い主の誕生の知らせを最初に聞いた人達は、野で羊を飼っていた羊飼いでした。彼らは、当時、身分の低い人たちでした。貧しく希望の無かった彼らに、救い主が来られたという喜びの知らせが伝えられます。イザヤは、救い主を貧しい者とへりくだる者とを公正にさばかれる正義の王であると預言しました。(イザヤ11:2-4) 誰でもクリスマスを歓迎し、喜ぶことが出来ます。しかし、救い主の誕生の祝福は、「御心にかなう人々」にとって、平和だからです。イエス様は、私たちを神様と和解させて下さった平和の王です。
(結論)慌ただしい年末の雰囲気に流されず、家畜小屋にみどりごとして来られたイエス様を、深く黙想したいと思います。人類の救いに対する神様の約束を成就するために、天の御座を捨ててこの地に来られたイエス様を賛美し、偉大な喜びの知らせを広く伝えたいものです。