2015年12月27日日曜日

礼拝メッセージ  2015年 12月 27
説教題  「祝福が涙のあとに届く
聖  書  詩篇 第142篇
説  教    「見よ、新しいことをわたしは行う。今や、それは芽生えている。」(イザヤ書43:19) この一年、私たちはこの御言葉 
 を信じ導かれてきました。
 一人ひとりの生活の中に神の暖かい愛の導きと守りがあったことを数えて感謝しましょう。時に涙を流すこともありました。思いわずらいで暗さの中に座っている自分を意識することもありました。そんな時、預言者の言葉に私たちは慰められました。「あなたは泣く声をとどめ、目から涙を流すことをやめよ。あなたのわざに報いがある。彼らは敵の地から帰ってくると主は言われる。あなたの将来には希望があり、あなたの子ども達は自分の国に帰って来る」(エレミヤ書31:16、17)。神の御旨のみが成就することは、私たちの望みの信仰です。
 この一年に感謝し、静まりの時を持たせていだだき、神の祝福が涙のあとに届けられることを信じます。今、私たちは自分の人生の途中にあるのです。 

2015年12月20日日曜日

礼拝メッセージ  2015年 12月 20
説教題  飼い葉桶の中のメシア
聖  書  ルカによる福音書 第2章8ー14節
(序論) 「今日ダビデの町に、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主なるキリストである」ルカ2:11)。クリスマスの祝福は、このことばを素直に受け入れて、生きる力を持つ者とされていることを感謝できることです。
(本論) ルカは、イエス様の誕生を最初に告げられたのは、野宿しながら羊の群れの番をしていた羊飼いだ、と書き記しています。当時、羊飼いは軽蔑されていた人々です。しかも「夜」が象徴する暗さの中で、神様は彼らを覚えておられたのです。幼な子は「布にくるまって飼い葉桶の中に寝かされている」、それが「しるし」でした。この幼な子は、「暗黒と死の陰とに住む者を照らし、わたしたちの足を平和の道へと導く」ルカ1:79)お方です。詩篇23篇のダビデの歌そのものです。羊と羊飼いの関係は、私たちと神様の関係を示しています。あの夜、客間にはこの聖家族をお泊めする余地がなかったのです。しかし、彼は与えられた家畜小屋を神様のご支配のぬくもりの場に変えました。
(結論) 主イエスは貧しくなられて飼い葉桶に寝かされているのです。私たちのそばにおいでくださるインマヌエル(神われらと共にいます)の証しがここにあります。それ故、クリスマスは神を賛美する歓喜の時です。新しく生きる勇気と自信を私たちに与えてくださった神に感謝する時です。飼い葉桶のメシアにお会いするクリスマスにいたしましょう。

2015年12月14日月曜日

礼拝メッセージ  2015年 12月 6
説教題  「破れを繕う者」
聖  書  
イザヤ書 第58章10ー12節
(序論) 世界がどんなに暗く、希望が見えなくとも、私がどんなにいたらなくとも、キリスト者には望みが残されていることを覚えておきましょう。イエス・キリストは、大祭司として私たちの弱さを思いやることのできるお方です。私たちは、どんなに破れの多い者でも、その「破れ」を体験されたお方が破れを繕って、祝福の子としてあたたかい御手の中に私たちを受け止めてくださるのです。
(本論) クリスマスは神様の一方的な愛をイエス・キリストを通して見せてくださいます。どんな時も望みをもって祈り、神の導きを待つ、それが信じる者の行動です。、インマヌエル(神われらと共にいます)の主は「罪は犯されなかったが、すべてのことについて、私たちと同じように試練に会われたのである」(ヘブル人への手紙4章15節)。ここにご自分を啓示される神様の臨在を体験します。神が私たちと共にいる、これがキリスト教の教えです。
(結論) 神は忍耐強く、私たち一人ひとりを持ち運んでくださる、この約束を信じるが故に、私たちは神をほめたたえ、暗い世にあって輝いて生きることができる、とみ言葉は約束しています。人は、破れを繕われながら、神の栄光を表す者に育てられます。パウロは、「いのちの言葉を堅く持って、彼らの間で星のようにこの世に輝いている」(ピリピ人への手紙4章15節)。このように生きることを保障してくださいます。

2015年12月13日日曜日

礼拝メッセージ  2015年 12月 13
説教題  「暗きに座す救い主」
聖  書  ヨハネによる福音書 第1章10ー13節
説  教  大原美術館の一番の所蔵の絵は、エル・グレコの「受胎告知」でしょう。少し華やいだ背景の中で、マリヤに天使は語り 
 ます、「恵まれた女よ、おめでとう。あなたは身ごもって男の子を産むであろう」。突然の語りかけにマリヤは動揺します。御使い  
 は恐れを取り除きます、「恐るなマリヤよ」。マリヤは答えます、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますよう
 に」。これはマリヤの信仰告白でした。神様は暗さの中にいる者に声をかけて元気を与え、神様の働きに加わる行動を起こさ
 せます。
  聖書は今も昔も、それぞれが生きている場所が、"インマヌエル"(神われらと共にいます)であると言っています。世界がどん 
 なに暗くても、神はわれらに先立ってその暗さの渦中に座してくださいます。だから私たちは望みをもって輝いて生きられるので
 す。
  クリスマスは、真の光がすでに届いていることを表す神の御業の具現です。神はこの世を愛して、御子を世に遣わされたので 
 す。この事実を信仰をもって受け入れましょう。アドベントの第3週目です。主を歓迎する備えはできていますか。主を入れまつる
 場所は用意されていますか。それぞれのもてなしの気持ちを精一杯表して、今年のクリスマスの行事の一つひとつにおいて、感
 謝と喜びをもって主をほめたたえる歌を歌いましょう。